入れ歯・ブリッジ(補綴)
Denture
歯を失ってしまった場合の
治療法の比較
スクロールできます
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
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噛みやすさ | ほぼ天然歯と変わらない感覚で食べ物を噛める | 特に保険の入れ歯の場合は違和感を感じやすい | 天然歯の約6割くらいまで回復が見込めると言われている |
見た目 | 天然歯のような白いセラミックの被せ物をすることで美しく仕上がる | 部分入れ歯の場合、留め具が見え、見た目が気になる場合がある | セラミックの白い被せ物と合わせることで美しい仕上がり |
味覚への影響 | ほとんどない | 金属製の床でないと温度を感じにくい | ほとんどない |
他の歯への負担 | ほとんどない | 固定する歯に負担がかかる場合がある | 被せ物をする歯を削る必要がある |
手術 | 必要 | 不要 | 不要 |
費用 | 自費診療 | 保険適用/自費診療 | 保険適用/自費診療 |
入れ歯の取り扱い種類
レジン床義歯(保険)
歯肉に触れる部分がプラスチックで作られた保険診療の入れ歯です。ある程度の厚みが必要なため装着時の違和感や熱伝導の悪さがあります。一方で幅広い症例に対応していて、リーズナブルで壊れた際の修理も容易です。
金属床義歯
歯ぐきなどの粘膜に触れる床部分が金属で作られた入れ歯です。レジンに比べて強度があり、長期間の使用でも壊れにくく、食べ物や飲み物の温度が伝わりやすいのが特徴です。
- 治療期間・回数
- 約1ヶ月・3~4回
- 費用
- 385,000~440,000円(税込)
Merit メリット
- 金属を土台に使うため、頑丈な入れ歯を作製でき、しっかり噛むことができます。
- 金属から熱が伝わり、患者様が味覚を感じやすくなることで、より食事を楽しめるようになります。
Demerit デメリット
- 金属アレルギーをお持ちの患者様は使用できない可能性があります。
- 素材に重みがあるため、金属床を装着した際に違和感を覚える場合があります。
- 保険適用外のため自費診療となります。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは金属バネがありません。入れ歯である事に気付かれにくく、美しい口もとを実現します。
また非常に軽く柔軟性があるため、装着時の違和感が少なく壊れにくいほか、ピッタリとフィットする快適な使い心地など、優れた特徴を持っております。
結婚式出席などを機会に入れられる方もいらっしゃいます。
- 治療期間・回数
- 約1ヶ月・3~4回
- 費用
- 88,000~440,000円(税込)
※歯の本数やデザインによって金額が異なります。
Merit メリット
- 金属のバネを使用しないため、審美性が高いです。
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。
- 薄く作製することで、使用時の違和感を減らす効果が期待できます。
Demerit デメリット
- 特殊な素材で作製するので、破損した際、次の装置が出来上がるまでお時間をいただく場合があります。
- 装置を固定するため、引っ掛ける歯がない方はご使用いただけません。
- 保険適用外のため自費診療となります。
ブリッジの取り扱い種類
メタルブリッジ(保険)
保険診療で奥歯のブリッジ治療を行う際に用いられるのが、一般的に銀歯と呼ばれるメタルブリッジです。金属の強度を活かし、しっかりと噛むことができるのが特徴です。
しかし、金属アレルギーをお持ちの方には使用できない場合があります。また、歯肉が黒ずんで見えることがあるのもデメリットの一つです。
ジルコニアブリッジ
ジルコニアブリッジは、非常に強固で耐久性が高く、自然な白さと透明性を持つため、美しく自然な見た目を実現します。また、金属に比べて歯ぐきへの刺激が少なく、生体親和性が高い素材です。
- 治療期間・回数
- 約1ヶ月・3~4回
- 費用
- 88,000円~(税込)/1本
※部位によって金額が異なります。
Merit メリット
- ジルコニアの透明性と色調が自然な歯と良好に調和します。
- 丈夫で、噛み合わせの強度を保ちます。
- 金属を使用しないため金属アレルギーの方も使用できます。
Demerit デメリット
- 天然歯よりも硬いため、周囲の歯を削るなどして傷付けるリスクがあります。
- 保険適用外のため自費診療となります。